地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
陸が示す方をあたしも見た。
ビーチにぽつぽつと顔を赤らめた男子生徒達がいる。
「あの人達が見てるとは、限らないじゃない?…あたしに興味を持つなんて、相当変わり者だよ」
クスクスと笑って、おでこ同士をくっつけた。
「じゃあ…俺って変わり者?」
「うん。閻魔大王様だしね。」
「…またここで放り投げてやろうか?さっきので目は覚めただろ」
「イヤ。今したら…キスしてあげないからね」
フンッと顔を背ける。
目を覚まさせるなら、別の方法もあったでしょ?
なんで海で手を離すのよ!!
「別にしなくても良いけど?…俺からすれば良いことだし」
「なっ……!?」
陸の発言にびっくりして、背けた顔を元に戻した瞬間――……
意地悪な笑みを浮かべ、あたしの後頭部を片手で引き寄せ……口を塞がれた。
ビーチにぽつぽつと顔を赤らめた男子生徒達がいる。
「あの人達が見てるとは、限らないじゃない?…あたしに興味を持つなんて、相当変わり者だよ」
クスクスと笑って、おでこ同士をくっつけた。
「じゃあ…俺って変わり者?」
「うん。閻魔大王様だしね。」
「…またここで放り投げてやろうか?さっきので目は覚めただろ」
「イヤ。今したら…キスしてあげないからね」
フンッと顔を背ける。
目を覚まさせるなら、別の方法もあったでしょ?
なんで海で手を離すのよ!!
「別にしなくても良いけど?…俺からすれば良いことだし」
「なっ……!?」
陸の発言にびっくりして、背けた顔を元に戻した瞬間――……
意地悪な笑みを浮かべ、あたしの後頭部を片手で引き寄せ……口を塞がれた。