地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
「やった」と小さく喜び、障子を開けて中に入った。
障子を閉めた後…枕を握ったまま両手を広げている陸に思いっきり抱き着く。
陸の腕があたしの背中にまわり、抱きしめ返された。
「チワワ杏ちゃん」
体を左右に揺らしながら、クスクスと陸が笑う。
「なにそれ?」
「甘えん坊の杏ちゃんってこと」
「???…意味わかんないけど、まぁいいや」
スリスリと胸に顔をうずめると陸の匂いがしてなんだか安心した。
さらにギューっと抱き着く。
「ホント、猫とチワワの切り替えが上手いよな…」
「スイッチボタンないよ?」
「天然だからあるんだよ」
「……どういうこと?」
胸から顔を離して陸を見上げた。
「わかんなくていい」
フッと笑って、口づけされる。
障子を閉めた後…枕を握ったまま両手を広げている陸に思いっきり抱き着く。
陸の腕があたしの背中にまわり、抱きしめ返された。
「チワワ杏ちゃん」
体を左右に揺らしながら、クスクスと陸が笑う。
「なにそれ?」
「甘えん坊の杏ちゃんってこと」
「???…意味わかんないけど、まぁいいや」
スリスリと胸に顔をうずめると陸の匂いがしてなんだか安心した。
さらにギューっと抱き着く。
「ホント、猫とチワワの切り替えが上手いよな…」
「スイッチボタンないよ?」
「天然だからあるんだよ」
「……どういうこと?」
胸から顔を離して陸を見上げた。
「わかんなくていい」
フッと笑って、口づけされる。