地味子の秘密 其の参 VSワガママ姫サマ
はやる心臓を抑え、上がる呼吸を調える。
すると…
パタパタ…
廊下を走るスリッパの音が聞こえて来た。
「陸〜?起きた〜?」
静かに障子を開けて、杏が部屋の中を覗き込む。
「なんだ起きてたんだ」
ニコッと笑って中へ入り、俺の傍に腰を下ろした。
パープルのホルター型のチェックワンピを着て…シンプルなエプロンを付けている。
ニコニコ笑う杏を抱き寄せて痛いくらいに抱きしめた。
情けないが…手が震えていて止まらない。
「………どうしたの?」
「居なくなったかと思った…」
「なんで?あたしん家だよ?どこ行くのよ(笑)」
ケラケラと笑って、頭を撫でてくれる。
「昨日、どこにも行かないって指切りしたじゃん。あっ…でも、学園と柚莉ん家に行くのは許してね?」
すると…
パタパタ…
廊下を走るスリッパの音が聞こえて来た。
「陸〜?起きた〜?」
静かに障子を開けて、杏が部屋の中を覗き込む。
「なんだ起きてたんだ」
ニコッと笑って中へ入り、俺の傍に腰を下ろした。
パープルのホルター型のチェックワンピを着て…シンプルなエプロンを付けている。
ニコニコ笑う杏を抱き寄せて痛いくらいに抱きしめた。
情けないが…手が震えていて止まらない。
「………どうしたの?」
「居なくなったかと思った…」
「なんで?あたしん家だよ?どこ行くのよ(笑)」
ケラケラと笑って、頭を撫でてくれる。
「昨日、どこにも行かないって指切りしたじゃん。あっ…でも、学園と柚莉ん家に行くのは許してね?」