喜びの国のアリス
Ⅰ:時計の針
ある春の日のこと…
私は余りにその日はポカポカして温かいので、幼馴染みのオズと外で木登りをしていた。
「アリスッ…そんなとこまで危ないよ!!」
私はオズの言葉をシリのけるようにいった。
「大丈夫よ…そんなに心配なら落ちたらオズがたすけてよ」 その瞬間ピシッと嫌な音が響いた。
私は何がなんだか分からなくなり思いっきり目をつぶった。
なにかに包まれる感触がした。
びっくりした私は目を開いた。
「何やってるんだか…おてんば娘め」
そこには20代位の一人の男がいた。
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