インターン・シップ

「本当ですっ!
私、作ってたんです。

コサージュっていう、胸元なんかに飾る花飾りなんですけど。

リアルにみえるように、例えば…あ!シルクとか使ってみたらどうですか?」


息巻いて話す私に、社長はため息をついてから

「お前が作れても、お前だけしか作れねぇだろ?
お前だけで、250本も作れんのか?」

って驚愕の事実を告げた。

に、250本ー!?

いくら私に経験があっても、手先が器用でも1人で250本なんて…


「……無理です。」
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