インターン・シップ

「あっ!すいません。

インターンシップで今日からお世話になります、川原サツキです。よろしくお願いします。」


至近距離が恥ずかしくて、一気に自己紹介して頭を下げた。


「…え?」


私の遥か頭上から、困惑の声がきこえてきたから顔を上げると


「うちでホントに合ってる?何もきいてないんだけど…?」


とお孫さんは遠慮がちにきいてきた。


「え?
ここ、佐川教授のお孫さんの会社ですよね?私、佐川教授に言われてきたんですけど…」


そんな困った顔されると、申し訳ない気分になってくるんだけど…
< 18 / 479 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop