インターン・シップ

溢れる想いがポロッと口からでてきそうで、社長の手をギュッて握った。


社長はそれに気づいたのか、フッ…て笑って違う方の手で私の頭をポンポンってなでて……ちょっと間見つめ合ってた。

………はずなのに…


「すげぇメイクだな…。

詐欺だぜ、詐欺。
スッピンのお前からじゃ想像つかねぇよ。

最早、特殊メイクの域だぜ、ハハッ!」


何だってぇ!?

それ、言い過ぎだしっ!

握ってた手を離すと、社長の手の甲を抓ってやった!


「…痛っ!!

何だよ、事実じゃねぇか。
童顔なくせに色気づきやがって……全然似合ってねぇっつぅんだよ」
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