インターン・シップ

メガネの奥で光るその瞳が…怖い。

怖くて、ゾクッとするような寒気が体を襲う。


だからあんまり見ないように、目が合わないようにしてたんだけど…


「……で?

レンから話はきいたけど、この子を助けたいのか?ハル」


突然、菊地さんは私を見ながら社長に話しかけた。


でも…その見方や言い方に違和感を感じた。


何だろう…何か、品定め…とは違う、興味本位…でもない、とにかく今までに感じたことのない見られ方だった。


こんな仕事をしてるわけだから観られることは日常だ。


…て言っても羨望や性的な意味合で観られることがほとんどなんだけど…。
< 367 / 479 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop