【完】絶対引力


「小夜っ。」


扱けた私を見て走ってくる。

私はサンダルが脱げたのも構わず立ち上がって海に入っていく。


「何してんのっ?」

「こ、こないでってば。」

走って浅瀬を翔ける私。
伊織も靴を脱いで後を追ってくる。

浅い場所を走る私と伊織。

何で来るの。
気まずいのにっ。


「俺、小夜好きなんだよ。」


「いきなり何よ…。」


も、やだ…。

泣きそう。
色々な感情が混ざって苦しい。

好きといわれて嬉しいはずなのに素直になれない自分が邪魔をする。


「小夜が好き。」


「好きなんだよ…。」


そんな私の気持ちを知らない伊織はどんどん攻めてくる。





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