ロデオ・カルテット─シールドロック─鳥籠編
「私はペシェ・ローズ。
神官軍の副隊長をしている者です。
あなたは、政府軍のカルシス様の御子息ですね」
無言のヴォルラスに対して、ペシェはそう告げる。
その折りにもDMの気配が炎の中に集まる。
「だとすれば、どうしたと言うのですか。
市民が悪党に拉致されています。
あたなと口論している暇はありません」
「確かにそうです。
しかしながら、如何なる理由があろうと、政府関係者を敷地内に入れることはできません。
ましてや、今宵の事態です。
速やかにバロックスを出ていただきたい」
DMが吼えて二人に襲いかかって来る。
ペシェの放つ闇の刃とヴォルラスが抜いたレイラが、それらの動きを止めたが一時的な足止めでしかない。
「これらの暴走原因はお分かりですか」
「未だ以て原因不明、核を破壊するために我々は動いています」
「成る程、核はこれらの中に混じっているのですか」
ヴォルラスはDMを押しのけて聞き返す。
しかし、力の差は歴然としていた。
押しのけてきた矢先から踏みとどまって、群がって来る。
「政府と組とは不本意ですが、仕方ありませんね。
核がどれかなど私達にはわかりません、手当たり次第に壊すしかない」
神官軍の副隊長をしている者です。
あなたは、政府軍のカルシス様の御子息ですね」
無言のヴォルラスに対して、ペシェはそう告げる。
その折りにもDMの気配が炎の中に集まる。
「だとすれば、どうしたと言うのですか。
市民が悪党に拉致されています。
あたなと口論している暇はありません」
「確かにそうです。
しかしながら、如何なる理由があろうと、政府関係者を敷地内に入れることはできません。
ましてや、今宵の事態です。
速やかにバロックスを出ていただきたい」
DMが吼えて二人に襲いかかって来る。
ペシェの放つ闇の刃とヴォルラスが抜いたレイラが、それらの動きを止めたが一時的な足止めでしかない。
「これらの暴走原因はお分かりですか」
「未だ以て原因不明、核を破壊するために我々は動いています」
「成る程、核はこれらの中に混じっているのですか」
ヴォルラスはDMを押しのけて聞き返す。
しかし、力の差は歴然としていた。
押しのけてきた矢先から踏みとどまって、群がって来る。
「政府と組とは不本意ですが、仕方ありませんね。
核がどれかなど私達にはわかりません、手当たり次第に壊すしかない」