最後の夏-ここに君がいたこと-
慣れっこ……。

ずっと悠太と比べられ続けてきたんだ……。

陸が見えないプレッシャーと戦っているのが痛いほどに伝わってきた。


『悠太の幼馴染』


『U-18の長谷川の出身校のエース』


悠太という重圧が陸に重くのしかかっていたと思う。

それを払い除けるために、陸はがむしゃらに練習をしていたんだ。

その後も、自分に勝つために、陸はひたすらボールを蹴り続けた。

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