最後の夏-ここに君がいたこと-
一緒にやりたかったことだって、まだいっぱいあったよ。

3年後の成人式だって楽しみだったのに。

目を瞑ると、そこにあったはずの未来が目の前に広がった。


悠太は一流のサッカー選手になってて、私と陸は大学生になっている。

私の振袖姿見てふたりが「似合わねぇ」って爆笑するの。


からかわれて不機嫌になった私に、悠太が優しく頭をぽんって叩いて「嘘、嘘」って優しく笑う。

< 281 / 350 >

この作品をシェア

pagetop