私に恋を教えてくれてありがとう【下】

2、華子と祐樹

朝夕めっきり冷え込むようになり、

私は大好きな重ね着に精を出して、



ちょっとでもいつもより

おしゃれに見えるように着飾ってみた。






今日はちょっとゆるい感じにしたくって、




ほとんどを生成色、白で揃えて、





これまたスカートの下に

スカラップのペチパンツなんて作ってはいてみた。






勿論ストールは欠かさず巻く。




なぜこんなことをするかという理由としては





これから、久し振りに中学の頃の男友達





白石祐樹と会うことになっていて





少し早いが私の誕生日を祝ってくれるそうなのだ。








待ち合わせは意外にももつ鍋屋さん。



笑うことなかれ、これは私たっての希望なのだ。




< 6 / 355 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop