Pinky2
遠くに見える公園で1人、ベンチに腰かけてる奴がいた。

よく見ると萩原や。



「おーい。何してんの?」

って近寄っていったら、俺をチラッと見て無言で立ち上がった。



「え…なん…。」

俺がじゃべる前に無視して歩いて行ってしまった。



…なんやねん。
愛想ないな、あいつ。


でも、なんか変な表情してたな。

少し顔も赤かったし…。



ま、んなことより美緒の晩飯ー




俺はスキップしそうなくらい上機嫌で家に帰った。

「だだいまー。」

「お帰り〜。」


美緒がパタパタと玄関にくる。

やっと会えた!

「美緒…疲れた。」



なんてな★

実は心配して欲しいだけ。



「練習がキツかったん?」

「うん。」


これはホント。

俺はそう言って美緒に近より、頭を美緒の肩に乗っけた。



「美緒…、癒して?」

「…。」




………。

なんや?
反応ないな…。



美緒が反応するまで俺も動かなかった。



すると…











チュ…













え…
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