好き?キライ?…どっち?
───────……

「へぇ〜その男性って?姫の知り合い?」


「ううん…」


私は氷が少し溶けて、薄くなったコーラを飲み干した


「え?知らないのに姫って呼ばれたの?っていうか、ついて行ったの?」


目を丸くしながら聞いてくる


「なんとなく…流れで…」


「姫、もしかして一目惚れとかしちゃったり?」


「ワカンナイ…」


私は空になったコーラのグラスを見つめながら、紙ナプキンをチマチマと折ったり開いたりしていた





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