純恋
「たか?どぉしたの?」
か細い声で貴仁に問い掛ける。
「―紗瑛‥起きてよかったっ!」
あたしは気を失ってから
3日間も起きなかったらしい。
貴仁はその間ずっと側にいてくれた。
辺りを見回すと紗理奈と光輝もいた。
そして看護婦さん達がてきぱきと動いていた。
「紗瑛っ―…!」
人目も気にせず貴仁は
あたしを抱きしめた。
話によると、
あたしは表面上には出していなかったが、流産というショックにたえられず危ない状況だった。