ショートケーキ
王様ゲーム

「おい、いつまですねてんだよ。」


呆れてため息を付くアイツ

いつも流されて話が終わっちゃうけど今日はそうはいかないんだから!


「いい加減にしろよ――」


最近もっとも言われる言葉

この言葉は今の私には辛い言葉であって

私は愛されてるの?
私だけが好きなの?

傷つくだけじゃ収まらない思いが溢れ出てしまいそうになる

泣きそうになるのを堪えるって事が最近の習慣になってしまっている


「――もう好きにしろ。」

そして最後の言葉は私を突き落とす

でも今日は突き落とすだけじゃなくて積み重ねた鬱憤が崩れた


「――好きにすればいいんでしょ?タ夜は私の事面倒くさいって思ってるもんね。私だけが好きで――何も大事な事は話してくれなくて、いつも私だけが不安で―――――もう…つかれた。」


こんな事言うつもりは無かった

だけど体は言うことを聞かなくて、喋れば止める事が出来なかった

「ごめん、帰る」


私はわけも分からず走る、


このまま別れるのかな





*王様ゲーム①*

< 7 / 22 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop