キミが好き。
ひなちゃんは部屋の鍵を渡して
パーティーに戻っちゃったから
私は鍵をフロントに持って行き
部屋まで案内してもらうことにした
そして案内された部屋はロイヤルスイートルームだった
…ここって…もしかしたら大導寺夫妻が泊まる部屋だったんじゃないの?
ここで休むわけにもいかない
でも…今から会場には戻れない
だって
足首が赤く腫れ上がって少し歩いただで激痛が走るから
あんまり部屋の中に入るのはよくないから
ドアの近くにあった椅子に腰を下ろした