フレテ
馬鹿みたいに必死になって
嫌われたくないと臆病になり、
自分を飾ってかっこばっかりつけてた
それが本当の俺じゃないとしても
それで前橋の隣にいられるのなら
俺はそれでもいいんだ…
『ガチャ…』
「ただいまー」
「おかえりー」
純が何事もなかったかのように
いすに座る
「兄ちゃんまだ食ってねぇの?」
「待ってたじゃん!!」
「あーそっかー」
別に待ってたわけじゃないけども
いろいろ考えてたっけね?