一瞬の運命

「いいなぁー私も恋したい。」


少し前までは好きな人がいた私も今は全然。
雪奈の話しがとてもうらやましく聞こえる。


「誰かいい人いないの？」

その質問にわたしは「うん。」その一言ですましてしまった。


正直、恋に臆病になっている部分もあるし男子に好かれている訳でもない。

だから、恋はもういいや。と思っていた。

両思いになんてならなくていいや、なんて思っていた。





そう、あんな未来が私を待っているなんて・・・・・・。

あの日まで知らなかったよ。


あの出会いがなかったらこんな苦しいこと悲しいこと嬉しいこと知らずにいたんだね・・・・・。