異世界の花嫁


城の中央に位置する中庭は中心に噴水が置かれ、その周りには世界各国の花が植えられておりとても美しい景観を楽しみことが出来る場所だ。




その中庭の噴水近くのベンチに腰をかけ、難しい書類と向き合ってる男が1人。




サラサラの金色に近い茶色の髪、海のように碧い眼、完璧ともよべる美しく整った顔。

見た目からは想像出来ないような鍛えぬかれた体。

彼はまさに生きた芸術ともよべるような男だった。












バタバタバタ


「ティアス様!


はぁはぁ。やっと見つけましたよ」


「うるさいぞ アレン。中庭でそのような大きな声は出すものではないぞ」


「す、すいません。

って、そんなことよりもティアス様!!」


「おや。騒がしいと思ったら、アレン殿がおられたのですね」


「カウリ様!」


「そんなに慌てて、どうかなされましたか?」


「じ、実は・・・」












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