異世界の花嫁


シェイナがセルティア国に来て1週間がたった。

ずっと付きっきりでお世話をしてくれていたルイアとは主と侍女という関係というよりも親友のような仲になっていた。

ルイアの方も稀に見る美しい容姿とそのことを鼻にかけず自分のしたことに何でもお礼を言ってくれるシェイナの礼儀正しさに惹かれ実の妹のように思えて、シェイナの言うことは何でも聞いてしまいたくなっていた。




「ねぇ ルイア。あたしいつまでこの部屋にいればいいのかしら?」


中庭で発見されて以来、体の調子が万全ではなかったためシェイナは最初にいた部屋から一歩も外に出たことがないのだ。


「そうですねぇ。体調を良くなってきましたし、すこし殿下とご相談してみますわ」


「えー。殿下ってティアス殿下のことでしょ。あの人冷たいし・・・」


「シェイナ様はほんとにティアス殿下がお苦手なのですねぇ」


「だって・・あの笑わない顔って何考えてるのかわかんないんだもん・・」


「ふふ。大丈夫ですよ シェイナ様。そのうちわかりますよ。そのうち」


意味ありげな言葉をのべるとティアスに意見を求めるために部屋を後にした。









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