異世界の花嫁


「まずはどこにまいりましょうか?」


「ルイア 屋上ない?この王宮に」


「屋上ですか。一応あるにはありますが・・屋上と言うより屋根の上というほうが正しいのかもしれませんが・・・」


「なんでもいいわ。あるんでしょ。そこに連れっててほしいんだけど」


「危険ですよ!シェイナ様のような方が行く場所ではありませんよ」


「大丈夫だよ。お願い!ねっ!ねっ!!この通り」

パンと手のひらを顔の前で合わせて頭を下げる。





「・・はぁ。わかりました。ほんとに気をつけてくださいね。シェイナ様にもしものことがあったら大変なんですからね」


「大丈夫!心配しないで」


「こちらから行きます。でわ、ついてきてくださいね」













「こちらが一応屋上となっております」


「うわぁ。風強いねぇ」


「ほんとに危険なのであまり身をなげなさないようにしてくださいね」


「わかってるわ。今日は天気がいいのねぇ。気持ちいいー」



ふぅと溜息をつき、辺りを見回した。


「やっぱりここはあたしの知ってる場所じゃないんだね」


「シェイナ様・・・」


「わかってはいたんだけど・・なんか実感わかなくて。言葉は通じるし、食べるものもあんまり変わってないのに・・。だけどやっぱりここから見える景色は全然違うんだもん。なんかショックだな」


「・・・・・・」


「ごめんね ルイア。せっかく楽しく案内しようとしてくれてたのに暗くしちゃて。次いこ、次!今度はルイアのおすすめの場所連れってて」


「・・・わかりました。私のおすすめですね!行きましょ」


「うん。お願い」














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