好きが止まらない

プリン



「神原の買ってきてくれたプリンでも食べようかな?」
「本当?私も一緒に食べていい?」
「もちろん、いいよ」


先生は病院に行ってから点滴してもらったみたいで、少し体調いいみたい。

「本当に俺らカレカノみたいだな。もしかすると若夫婦みたいな」
「もお、馬鹿じゃないの」
「だって俺が風邪引けばお前が来るし、2人で夜景見に行ったりするし」


「先生は迷惑?」
「ん?」
「私のこと、迷惑って思ってる?」
「思ってないよ、そんなこと。なんでそんな事言うの?」
「だって、先生は先生だし。私は、何人もいる生徒の中の1人なんだし」
「俺はそんな風に思ってないよ?何人もいる生徒の内の一人なんて」
「え?」
「神原の事はずっと前から心配してた。泣いてることも多かっただろ?この子はなにか抱えてるんじゃないかって心配してたんだ」
「そんな…」
「ま、すべてが無駄だったけど」
「ありがとう、先生」
「俺は神原の事、1人の女の子として見てるから」
「…」
「…」
「…」
「おい!黙るなよ、照れるじゃん」
「それってどういう意味?」
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