恋愛メロディー
家に着くと電気が消してあった。


「誰も帰って来てないの?」


「うん。お母さんは、男のとこだよ。ちょっと上がらない?お礼させてよ。」


「いいの? んじゃちょっとだけ。お邪魔します。」


男の人家に入れるなんて初めてだなぁ~
でも、近藤が居ると思うとちょっと緊張するけど、
安心するな。


「ジュースとお菓子、送ってくれたお礼に。」


「あぁ。ありがとう。」

近藤はキョロキョロしていた。
何か面白い。


「ただいま~。」

あっ。お母さんだ。何て言おう。


「近藤お母さん帰って来た。」


「そっか。良かった。じゃ、俺帰る。ありがとうな。また、今度。」

もぅ、帰っちゃうんだ。お母さん帰って来たし、仕方ないか。


「あら、お友達?ゆっくりしていっていいのよ。」

お母さんに近藤を見られるのは、なんだか恥ずかしく感じた。


「いえ、僕はもぅ失礼します。お世話になりました。」


私とお母さんに微笑んで帰って行った。

何かいっきに寂しく感じるなぁ~
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