生徒会の秘蜜〜ケモノ達の誘惑〜


顔を覆っている小さな掌は微かに震え、淡い桃色の口唇からは苦し気な熱い吐息と共に嗚咽を洩らす。

さっきは目が覚めたのかと思ったけど、どうやら違うみたいだ。






「……ひとりはいやぁ」




ぼくは震えながら泣いている子が、すごく弱々しく見えて……護りたくなった。




気付いたら、ぼくは女の子の頭を片方の手で撫でていた。

不思議な事に、自分の場所に入られてもいやな気はしなかった。

自分から頭を撫でたりさえしている。




……どうしてだろう?




気に入ったのかな??




ぼくは人の好き嫌いがはっきりしているから……

まぁ、ほとんどの奴らは嫌いだけど…………

だからこそ、今のぼくの行動は珍しい。




――――……

しばらく考えたあと、女の子の指に自分の指をからませ、




――――自分から隣に寝転がり、眠りについた






< 8 / 82 >

この作品をシェア

pagetop