君が嫌いな君が好き
訪れた別れ
次の日。


今日は朝から稚葉弥からメールがあった。

“寝坊したからさき行ってて”だと。

稚葉弥にしちゃめずらしいな・・・寝坊なんて。

そんなことを考えながら学校に向かった。


学校に着いて、いつも通り恭平たちと話す。

予鈴が鳴り、HRが始まった。


・・・遅いな稚葉弥。

遅刻しちまうぞ?



「えー、今日はみんなに大事な知らせがある」



担任がそんなことを言い出した。

オレ的にはそんなことより稚葉弥の遅刻が心配だった。




「入って、矢野」




担任が発した言葉にびくった。


稚葉弥が、教室に入ってきた。


・・・あれ!?なんでだ!?


遅刻・・・あれ!?
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