陽のあたる場所

パンダ

笹の葉っぱが
風になびく時

ヒラヒラと
綺麗な花が舞い散る

一筋の木々を
真っ直ぐに受け止めて
駆け登る

その姿は
まるで無邪気な子供

あの大空へ
自由に飛んでいける
そんな羽根があったらいいのにな

交わせなかった約束
今さらだけど
純粋な瞳で
交わそうとする
その仕草

なかなか可愛いね

無垢な口から生まれる言葉には
魔法の様に
全てを
現実へと引き立てる
そんな力がある

私はまだ夢を見ている

生きている自分も
生かされている自分も

等価値だから……

あの大空が
どんなに広くて綺麗でも
その空を見上げる私達がいなければ
それは
ただの空にすぎないだろう

故に
誰かが
この空を
綺麗だと言わなければ
誰も
この空を
綺麗だと思わなかったかもしれない

それもまた
事実……


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