ソラと私と記憶の欠片*
ソラと私と散りばめられた記憶


...ほんの少し前のコトなのに、すごく前のコトのように思える。
あの"約束"した日が、とても とても 遠い昔のコトのように思える...。

あなたは 少し早く
"こちら"の世界に着いた様だけど、覚えてるかな?

あんな、ただの口約束。
守ってくれる?
契約でも誓約でもない、ただの約束を。



___________




私を探して___。
私は、ココには、居られないから...ソラ。

分かってるよ...ルナン、だってお前は――――で
――――だから。
でも俺が必ず見つけてやるから。


「だから、その為に来たんだろ?」

思わず口にしてしまう
不覚だった、
仮にも隣に彼女が居ると言うのに...。

「ねぇ、今何て言ったの?」

やはり 聞こえていたか。「あ...うん、何でもない。るかは今日も可愛いね、て」
まだ納得仕切れない顔で、彼女は ふぅん
「空が二股でも掛けてるのかと思いましたよー。」

「そんなはず、ないじゃん」
腕をもう一度
肩に回し直し抱き寄せてやる。

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