バツ1子持ち、それでも大好きだよ先生《夕顔の恋の行方》
ママは双子を生んでからも保母の仕事を続けている。



私の将来の夢は保母さん。



ママみたいな保母さんになりたい。




今日は部活が休みだから、帰りにママの保育園に寄る事にした。




高3の将一は大学受験に向けて塾に通っていて、今日は一緒に帰れない。




将一が昇降口で待っていた。




『夕顔、保育園まで一緒に行こう。』




「うん、将一嬉しい。」




『塾の時間まで少しあるから、俺も保育園覗いて行くかな? 』




こうして少しでも一緒にいられるのが嬉しい。




多分、将一が私を思う気持ちより、ずっと私の方が将一を好きだと思う。




「前にも話たけど、私ママみたいな保母さんになりたいの。



可愛い子供に囲まれて、自分の赤ちゃんもほしい。



それで私の隣には旦那さんがいて、なんてね、夢なんだけどね。」




話してるうちに恥ずかしくて俯いてしまった。










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