ケンカ友達に恋する17才。

●初純side




「はぁ…はぁ…」



なぜだか駆け出してきてしまった。




タタタ…タ……。




ふいに足が止まると、激しく動く心臓と荒い息に気がついた。




「………っ…」




見上げれば青い空。




つまり、会場から飛び出してきてしまった。










ドクン…ドクン…ッ…







それでも、激しく動く心臓と、真っ白になった頭がさっきの出来事を示していた。





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