ケンカ友達に恋する17才。

●恭平side



「恭平、パス」


「ん」


ボールの弾む音が響く。


ここは体育館。


「一登っ」


俺の出したパスが一登に届き、その直後ボールがゴールを通るシュッという音がした。



「…よし!」




俺と一登は手を合わせて喜んだ。







俺と一登はバスケ部だ。









ちなみに…





「初純─っ」



「今行くっ」



練習着に着替えた初純が体育館の入口でシューズをはいていた。








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