恋愛至上主義
「そっか。
それで、どうしたの?」

「指輪投げつけて、
帰ってきた。」

「別れ話しをするとか、
今後のことについて何も
話さなかったの?」


美菜が心配そうに顔を
覗きこんできた。


「うん。何も。だって、
圭佑とその浮気相手に
泣き顔見られたくなかった
だもん!」


目が潤んできた。
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