love you

「♪~♪~♪」

この着信音ゎ龍司。

出たいけど・・・私の心の中の何かが邪魔をする。

しばらく鳴りつずけ、

やっと切れたと思ったらまたすぐに携帯が鳴り響く。

一体私の中で何が邪魔しているんだろう。

自分でもわからない。


結局私ゎ電話に出なかった。


「まなみ--?いるの-?」

お母さんの声で目が覚めた。

「いるよ-」

私の腕の中で亜海が可愛らしい寝息を立てて寝ている。

お母さんが部屋に入ってきて、

私の隣にゆっくり座った。

「まなみ、龍司くんの電話出なかったの?」

なんでお母さんがこのコト知ってるのかな。

私ゎ近くに転がっていた携帯を取り、画面を見た。

するとそこにゎ何十本もの龍司からの着信があった。


「なんでこんなに・・・」

私ゎ少しビックリするのと共に、

はっきり言ってかなり引いた。

お母さんも私の携帯の画面を見るなり、

目を大きくした。

「まなみ・・・

龍司くんってこんなこなの?」

「違う・・・違うよ・・・

龍司・・・なにかあったの?!」

胸騒ぎがする。

一体どうしちゃったの?

龍司ゎこんなにひつこいハズがない。

こんなの初めてだった。

「電話してあげたら?

さっきね・・・、お母さんが帰ってきたとき、龍司くんがウチの前で誰かに電話してたの。

だから、「どうしたの?」って聞いてみたら、

「いえ、何でもありません・・・

・・・まなみ、何かあったんですか?!

電話に出ないんです・・・」

って・・・。すごい心配してたわよ」

「さっきね、ちょっとした喧嘩しちゃって・・・。

でも、ちゃんと仲直りしたんだよ?」




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