猫山Cafeの猫山さん

冴と賢人と猫山さん

「こんにちわー♪」


「いらっしゃい。」


いつもの放課後。


でもいつもとは少し違う放課後。


「あれ?頼さんは?」


猫山さんはキョロキョロと頼を探した。


「残念でした♪
頼今日は遅くなるんです。」


私が言うと、猫山さんは残念そうに笑った。


「頼ちゃん今日補習なんですよ。」


賢人が言うと、猫山さんが首を傾げた。


「何の補習なんですか?」


「英語です。
苦手みたいですよ?」


賢人が笑いながら答えた。


「賢人は英語得意だもんね?」


「冴ちゃんだって英語出来るじゃない?」


「出来るだけで得意じゃないもん。」


私は少しだけ頬を膨らませた。
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