猫山Cafeの猫山さん

義樹と私

義樹が転校して来てから一週間が経った。


義樹はすっかりクラスの中心になっていた。


「頼ー!
英語の宿題見せて♪」


「えー!?
賢人に見せてもらいなよ?」


「良いじゃん♪
英語得意になったんだろ?」


確かに猫山さんに教えてもらうようになってから、英語の成績がかなり上がった。


「もー…
ちゃんとやって来なよね?」


私がノートを渡すと、義樹は嬉しそうに受けとった。


「良いなぁ…
頼ちゃんと義樹くんってなんかお似合いなんだもん。」


「え!?」


義樹の周りにいた女子が楽しそうに笑った。


「だろー?
男子、頼には手出すなよ?」
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