My miNd








勝手知ったる美玲の家。



迷わず美玲の部屋まで着く事が出来た。



家には、いつもメイドや執事など美玲のお世話をする人がたくさんいるのに、今は数人しかいないようだった。




美玲の部屋のドアに手を掛けようとすると、中から美玲の叫び声と何かが割れる音がした。





暴れているのっ!!?




ドアを引こうとすると、横から美玲の執事が出てきて手を止められた。





「……失礼ながら言わせて頂きますが、どうして美玲様がこんなことになってしまったのかお分かりになっているのでしょう?ですから貴女が美玲様に会っても何も出来る事はありません。早く帰ってください。」






冷たい瞳で見据えられて私はどうすることも出来ない。









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