【K.A】Alice in a BoX
ふとラビーの方をみると、優しい目でありすを見ていた。

不意に目があってしまい、思わずぱっと視線をそらした。

「遊び疲れていたようですし、このまま寝ていて構いませんよ…僕のいないところで、そんなになるほど遊んだのかと思うと、奴等を消したくなりますが」

「えっ!?」

思わずラビーの顔をみると、クスリと笑った。

「冗談ですよ。まぁ…半分本気ですが」

ラビーの目がギラッと光った気がして、ありすは思わず身動いだ。

「さて、とにかくゆっくり休んでください」

気がつけば、いつのまにか小屋の中にいた。優しくラビーはありすをベッドへとおろすと、パチンと指をならした。

「…ありがとう」

「いいえ。お気になさらず」

そう優しく呟くと、ラビーはそっと、ありすの額にキスをした。

「いい夢を、ありす」




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