復習
スナッフビデオ。一般的には、殺人等を行う一部始終をビデオに録画しているデータ―を総称してスナッフビデオと呼ぶが、一般人は都市伝説的な物だとして、誰も信じてはいなかった。だが、このスナッフビデオを肯定させるに十二分な事件が海外で起こった。詳細としては、内戦状態に有る国に、慈善行為を行うと云う名目の元、バックパッカーとして渡航したK(仮名)と云う青年が、内戦地域の中でも、一番危険だと云われる地域に、現地の人間が止めるのも聞かずに突入し、過激組織に拉致された挙句、首を切り落とされるシーンをWEB上に公開され、結果、サヴァイバルナイフで首を切り落とされると云う衝撃的な映像を過激組織は公開し、スナッフビデオと云う物が実在すると云う、好例とも云うべきサンプルを、身を持って叩き出したK(仮名)の死に様は、色々な意味で物議を醸し出した。一つは嫌悪感。つまり、人の殺害と云う事への本能的な嫌悪感。もう一つは、殺される人間の最後と云うか、懇願から絶望への精神的な移ろいを見るのを趣味とする、狂人とも云うべきマニアを作ってしまったのだ。石川のパソコンのデータ―は、そうしたスナッフビデオのデータ―が理路整然と保存されていた。