復習
房の中。ベッドに横たわった石川は、窓から見える月を呆然と見詰める。破滅への道。石川は母親を殺害してからの人生を振り返り、虚無感に際悩まされる。
『何をそんなに迷ってんだよ』
石川の頭の中、秀隆の意識が話し掛けて来る。元来、多重人格と云うのは、主人格との記憶の共有は無いと云うのが一般的だが、稀に、記憶の共有が可能な者もいる。石川は、そんな稀有な存在の一人だ。
―何時もそうだ。僕の記憶が薄れている間に、君は僕の人生を壊して行く。
『勘違いするんじゃねえ。こうなったのは、お前が求めてたもんじゃねえか』
―誰が求めるんだ!
『クックックッ。呆けた事を云ってんじゃねえ。誰でもなぁ、自分の命がピンチの時には、防衛本能が働くんだよ。お前は破滅の道を選んだんじゃねえ。生きる為の道を選んだんだよ』
―ならば、母さんを殺した時点で、もう十二分じゃ無いか!
『何をそんなに迷ってんだよ』
石川の頭の中、秀隆の意識が話し掛けて来る。元来、多重人格と云うのは、主人格との記憶の共有は無いと云うのが一般的だが、稀に、記憶の共有が可能な者もいる。石川は、そんな稀有な存在の一人だ。
―何時もそうだ。僕の記憶が薄れている間に、君は僕の人生を壊して行く。
『勘違いするんじゃねえ。こうなったのは、お前が求めてたもんじゃねえか』
―誰が求めるんだ!
『クックックッ。呆けた事を云ってんじゃねえ。誰でもなぁ、自分の命がピンチの時には、防衛本能が働くんだよ。お前は破滅の道を選んだんじゃねえ。生きる為の道を選んだんだよ』
―ならば、母さんを殺した時点で、もう十二分じゃ無いか!