ラブして★Honey×Honey!

堪えないウワサ


   ★‡said琴子‡★



「佐々くん、今日はありがとう!」


時計が夜の9時をまわるころ
あたしは寮の前まで佐々くんに送ってもらってた。



「わざわざ送ってもらっちゃってゴメン。佐々くんち遠くないの?」


「俺、ココだから。」



そういって指さしたのは
隣の男子寮。



「えっ?ええっ?」


寮に入って2週間近くが経つけれど
ぜんぜん知らなかった。



「こんな近くにいたんだ..」


ぽつりとつぶやいたあたしに


「何お前、嬉しいの?夜這いにでも行ってやろうか?」



ニヤッと笑った佐々くんが
あたしの顔を覗きこむ。



「やっやめてよ!変態っ!//」



ちょっといい人かと
思ったのにやっぱりダメダメ!


慌てるあたしにハハッと笑った佐々くんは


「バーカ。ムキになんじゃねーよ。」


と言った。



...でも、もう少し
佐々くんのこと、色々知りたいな。




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