夢で見た君との空
優さんの目は一瞬にして潤みだす。

「あぁ、買い物に付き合ってもらおうと思って」

章はいつもより冷静で、冷めて見えた。
そんな章を少しも疑わず、

「そう。そうなんだ?じゃあこの子は荷物持ちってわけね♪」

へ?

あたしに向かって笑う優さん。
でも、その目は笑っていない。

荷物持ち、ですって……?

あたしは怒りがこみ上げてきた、けれど我慢して、優さんが早くこの場からいなくなるのを待った。
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