八ヶ月の純愛
■プロローグ
第66回 三ノ宮高校卒業式
私は今日三ノ宮を卒業した。
入学から卒業まであっという間の3年間。
私にとっては、波瀾万丈であり
すごく幸せな毎日を送った。
他愛のないお喋り。
先生との喧嘩。
それさえも今はなんとなく
懐かしく、そして
私にはかけがえのない毎日だった。
だけど1番濃い思い出は
笹森先生と出会ってからの毎日だった。
私は卒業式を終えて、
約束したこの場所に来た。