空色パレット

×絶体絶命×

あの悪魔のような笑顔をした笹河を見て、一週間が経った。


相変わらず、笹河は家にいる。


お父さんは完全に笹河を無視をしている。

お母さんは、『息子ができたみたいで嬉しい』らしい。



でも、どーなってんの?

笹河は、『もらえないなら、奪います』って言ったくせに、何もしてないじゃん。



…期待しちゃってたあたしって、バカみたい。



ため息をついて、枕を床に投げつけた。


ストレス解消。


< 342 / 377 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop