愛してるのに愛せない
「おまたせ~」
俺はテーブルにコーヒーを置き、彩に砂糖とミルクを渡す。
「ありがとっ!…毒入れてないよね?」
「入れるかっ!!そんなひどいことしないからっ」
「あはははっ!!」
いつから彩はこんな冗談を言うようになったんだか…
いや、友達でいながら何も知らない俺が気付いてないだけか…
俺もテーブルの前に座り、二人の勉強をみる。
「海斗…ここってどうやんの?」
彩と大輝がやっているのは数学だった。
大輝が俺に質問する。
「ここは、この式を当てはめるんだよ。んで、ここをこうすると…」
「なるほど!わかった!」
大輝…?今お前ができたとこは基本中の基本だが…?
やれやれ…と俺は腰に手を当てる。
彩はどうだろう…?
俺は彩のノートを見た。