~親友という名の絆~
残ったメンバーと先生とで電車に乗り霞駅まで戻りバスに乗り込む。

1・2年メンバーはどうして乗ってんだろと思ったけど、学校で何か用事があるらしい。

試合終わったばかりなのに大変だなぁ


しばらくバスに揺られる。


ふと車内の時計が目に入った。


16:05







病院に行ったから結構遅くなった





私が消えるまで後55分







いつも感じるよりも速く時間が流れていく。







「ねぇ、早めにバス降りない?」

声を潜めて遥が言ってきた。

「どうして?」

「いいから♪」

遥の笑顔からして何か思いついたのだろう。

「いいよ。」

私はそう言って近くのボタンを押した。

ピンポーン

+ 次、止まります+

車内に音が響く。


< 101 / 232 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop