~親友という名の絆~
あのトラックが見える。


頭から血を流した運転手も。



脚を動かそうとした。


だかやはりびくともしない。


動かないと知っていても、なんとか動かそうとする私の身体。


そして再び前を向くと目の前にはボコボコにへこんだトラックのフロント―







いつもならここで目が覚める





…はず……





でも、目は覚めない





私はここ居る







まだ 悪夢の中に……












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