アイツとアタシの関係

⊂壱Side⊃




廊下を歩いてたら廉がいた。


でも、やけに顔色が悪い。


『廉、どした??』


「ちょっと...な。」


廉は切なそうな目をしてる。


ここ最近ずっとそうだ。


もしかして、森永となんか関係あるんじゃ……――


『廉、あの「なぁ壱。」


突然廉が俺の言葉をさえぎって話しだした。


「真穂をさ、助けてやってくれよ。俺の代わりにさ。」


苦笑いで俺に言う廉。


『なんでだよ。お前が一番ふさわしいだろうが。』


「だってもう俺にはできねぇの。」


『なんでそんな...』




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