病室の窓から… [完]

輝side

朝子さんに言われた言葉が
ずっと頭の片隅に残っている…









『私、輝君のことが
 好きだったのよ』









今はもう違うけどね♪
残した1言は
ふっきれたように
綺麗な声だった。









「んなこと
 いきなり言われてもなぁ…」









正直いって
まったく予想していなかった









俺には里子しか
見えていなかったからだろうか…
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