夜桜
第一章 出逢い

夜の神社で

サアア…


夜の風の音が耳に響いた。


その音と共に、今日もたくさんの桜が散っていく。


綺麗なピンクは地面に落ちた瞬間、昨日までの雨のせいですぐに色を失い、地面に溶け込んでいった。


「綺麗…」


なんども見てきた景色だけど


いつだってあたしの目には美しく映る。


< 1 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop